保護者によくある失敗:定期テストの結果

子供の前で点数なんて気にしてはいけない

以前の話です。
それまで娘の自主性に任せていたテスト勉強に口を出しました。
手取り足取り教えた訳ではありませんが、テスト前にこれだやろうと勉強計画を立てました。

参考記事:テストで成績が上がる学習計画

もちろん初めてでしたし、計画は80%程度しか消化出来ませんでした。
しかしそれまでのテスト準備の何倍も勉強したと思います。

結果は主要5教科は全て前回のテストを上回りました。

英語 34点 → 72点
国語 44点 → 58点
社会 48点 → 58点
数学 35点 → 44点
理科 42点 → 48点

特に英語はかなり時間をかけたので倍以上の点数を取って来ました。
本人も勉強すれば点数が上がると解った事で達成感を感じていました。

毎回、催促されないと見せないテストも自分から持って来た位です。
私は、「頑張った甲斐があった」と労いの言葉をかけましたが、その後事件が起こります。

妻が「平均点は何点くらいだったの?」と聞いた瞬間、娘の顔が曇りました。

本人は努力もしましたし、前回より点数も伸ばしました。
しかし全教科平均点以下だったのです。

もちろん妻はそんなつもりではなく、何気ない気持ちで質問したのですが、娘は責められたと感じたのでしょうか、部屋に閉じこもってしまいました。

点数ではなく努力を認めて上げましょう

平均点に足りなかった事は本人が一番解っています。
そして何よりも本人が悔しいのです。

だから親が平均点なんて気にしてはいけないのです。
少なくても子供の前では

イメージというのは何をするにも大切です。
成績がよくない、勉強が苦手というのは何をどうすればいいのかイメージが持てない事も理由の一つです。

事前に学習計画を立て、それをスケジュール通りに消化し、成績が上がる

私たち夫婦が失敗したのは「学習量は点数につながる」という実体験をした娘に、「努力しても基準に満たないと意味がない」という印象を持たせてしまった事です。

素直に努力を褒めてあげれば良かったと反省ました。
これだけ点数が上がっていたら何教科か平均点を越えたかも?と欲が出てしまったのかもしれません。
そもそも、これまで平均点どころか、学年でも最下位クラスにいた娘が、きちんと試験勉強をして点数を伸ばした事がスゴイ事なのです。

親だから子供に何を言っても良いなんて事はありません。

  • 親が子供の努力を認め、気持ちよく次の努力が出来るよう配慮する
  • 親が努力を認めず、点数に固執してやる気を削ぐ

さて、次に良い結果が出るのはどちらでしょうか?
間違いなく前者です。

テストが終って、点数や答案を見る時、結果にアレコレ言うよりどう対応すれば次の学習につながるかに心を配る事をおススメします。

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