勉強するのにどの位時間が必要?
勉強をさせなきゃいけないけど、テスト前ほどやる事が多く、なかなかまとまった時間が取れない。
バタバタとしているうちにテストの日になってしまう。
こんな事ありませんか?
学習量アップにはスキマ時間の活用
というお話です。
人間、誰しも基本的に辛い事、苦しい事からは逃げ出したい。そういう生き物です。
「勉強しなきゃ。」「もうすぐ夕食の時間だから食べてからしよう」
「勉強しなきゃ。」「もうすぐ弟がお風呂から上がるから入ってからにしょう」
何かと「まとまった時間がない」事を言い訳に後回し後回しにしようとします。
勉強するにはまとまった時間が必要。実はこれは完全に思い込みです。
学校での授業が勉強の基本になっている私たち日本人は小一時間ないと勉強が出来ないと意識にすり込みされています。
本来、自分でする勉強に時間の制約はありません。
10分〜15分あれば、英単語や漢字の5個くらいは覚えられます。
10分〜15分あれば、数学のワークで1問や2問は解いてしまえます。
10分〜15分あれば、教科書の音読は3ページくらい出来ます。
まとまった30分、一時間を確保しようとして調整のために無駄にしている時間が沢山ありませんか?
確かに勉強しようと机に向かい、調子が上がって来た頃に止められると集中力が削がれるという事はあります。
しかし1時間机に向かってもずっと集中して勉強出来ていますか?
15分学習を4回繰り返した方がずっと学習量は多くなります。
家庭学習では机に向かっている時間の長さではなく、何をしたかにスポットを当ててみてください。
2時間勉強したではなく、数学のワークを3ページ解いた、教科書を5回音読したという意識があると結果に差が出ますよ。
部活中学生こそスキマ学習がおススメ
運動部や熱心な文化部に所属している中学生はとにかく忙しい!
そんな事はありませんか?
朝練はもちろん、夕方も下校時間ギリギリまで練習。
週末も練習や試合で本当に多忙です。
娘も運動部に所属しているので、とにかく忙しい。
いつ勉強するの?と言いたくなるようなスケジュールです。
でも部活が忙しいから勉強が出来ない訳ではありません。
なぜなら娘の場合、同じ運動部に学年トップがいるからです(笑)
試合の応援などにかり出された時、観察していると勉強が出来る子はちょっとした時間で勉強しています。
前述の学年トップの子はつねにポケットに単語帳を忍ばせていて数分時間が出来ると勉強をしています。
つまり部活中でも出来る子はスキマ時間を活用しているという事です。
ここまでやるかどうかは別ですが、探せば日常生活にスキマ時間は沢山あります。
ぼーっとテレビを見ている時間、リビングでダラダラしている時間….ありますよね??
娘を観察していると「何もしていない数分間」が大量にあります。
もちろん、テレビ見るな、ダラダラするなと極端な生活をすると精神的によくありません。
人間緩む時間も大切です。
ただ、その時間の半分くらいを勉強に回せば良いのです。
部活中学生こそはスキマ時間の活用がポイントです。