何もかもしようとしていませんか?
テスト前に学習計画を立てるお話を書きましたが、目標を見誤ると計画がとてつもない事になってしまいます。
これまでテストが80点、90点ある中学生なら100点を目指すのはいい目標です。
しかし、これまで平均点すらおぼつかない中学生が同じように100点目標に計画を立てると完全に「いくら勉強しても終らない計画」が出来上がります。
消化しきれない学習計画は無いのと同じです。
そんなものを目の前に吊るされてもやる気なんておきませんし、イヤになるだけです。
断言しましょう。
これまで勉強が出来なかった子がいきなり100点取れるほど、定期テストは甘くありません。
平均点取れなかった子は平均点。
平均点取れていた子はプラス10点〜15点くらいを目標に計画を立てて下さい。
物事には段階があります。
前回より良くする。学習計画はこれが基本です。
参考記事:テストで成績の上がる学習計画
平均点に足りない子の学習計画
80点、90点ある中学生は私の管轄外なので、申し訳ないですがご自身で頑張って下さい。
ここでお話するのは平気点もおぼつかない中学生の話です。
乱暴ですが応用問題は捨てて下さい。
公立中学の定期テストはほぼ教科書とワークから出題されます。
そして基礎と応用の比率は7:3〜8:2くらいです。
つまり、基礎問題が完璧に出来れば、70点から80点は取れるはずなのです。
解けるかどうか解らない応用問題の対策に時間を使う余裕があるなら、
基礎で点数を落とさない学習をする方が点数は確実に上がります。
学校の先生には間違っても言えませんが、娘は試験前に応用問題は全くやりません。
応用は間違えてもいいけど基礎問題は確実に取る。
こう意識するだけで、勉強法も勉強に対する姿勢も変わります。
スポーツに例えると加点より失点を防ぐ作戦です。
解りやすい例が漢字と英単語です。
どこの中学でも配点で20点くらいは漢字と英単語が占めます。
これは覚えれば取れる点数です。
知っているか知らないかで点数が変わります。
やらない事を決める事でやるべきことが絞り込めます。
何もかもは出来ないのです。
ならば最初からやる範囲を決めてそこを徹底的に勉強する方がいい結果を産みます。