苦手科目があっても公立高校には入れます

苦手科目があると公立高校には入れない?

苦手教科

私の娘は調査表の成績はお世辞にも良いとは言えませんでした。
中学2年までは理科、数学、美術が2。残りはオール3でした。
中学3年生で数学は挽回して3になりましたが理科と美術は2から上げる事は出来ませんでした。

入試直前の1月に受けた一般模試では偏差値が平均32でした。理科は30です。
希望している地元の公立高校の偏差値は51と言われていて、C判定とかD判定しかもらってきた事がありません。進路指導でも厳しい事しか言われませんでした。

こんな状態でしたが、公立高校に合格しました。
中学の担任も娘の合格を聞いて喜ぶ前にビックリしていたほどです。

しかし、決して何かの間違いでもマグレでもありません。
娘も私も合格を信じて疑いもしませんでした。理由は簡単です。

調査票(内申書)の点数と当日の学力考査(入試)の自己採点から予想していた合格ラインは越えたと確信していたからです。

5段階評価で2がある事は単にハンデがあるという事

一般に5段階評価で2があると、公立高校の合格が厳しくなると考える方が多いようですが、2があると通らないという訳ではありません。

多くの都道府県の公立高校入試では調査票(内申書)の成績と学力考査(入試)の成績を足して、総合点で順位をつけ上から定員までが合格となります。

公立高校の入試システム

つまり苦手科目があろうと2があろうと合否判定は総合点で決まるのです。

入試で調査票(内申書)がどの程度評価されるかは都道府県で異なります。
多くの都道府県が調査票(内申書)50%:学力考査(入試)50%です。

調査票(内申書)が悪くてもそれは合否判定の半分の要素に過ぎないという事です。
入試で挽回出来るチャンスは充分あるのです。

誤解がないように書き加えますが、5段階評価で2があっても良いという訳ではありません。2があるという事はオール3のライバルに競り勝つために学力考査(入試)でより高い得点を取らなければならないという事です。

まだ調査票の成績を挽回出来る機会があるなら、まずそれに取り組みましょう。

関連記事:知らずにあきらめていませんか?公立高校の合否の仕組み

公立高校入試は総合点で評価されます

公立高校入試は調査票(内申書)の成績と学力考査(入試)の成績の総合点で評価されます。
言い換えると苦手な教科があっても、得意な教科でカバーが出来るのです。

私の娘は理科が苦手です。
調査票の成績は5段階評価の2でしたし、入学考査結果の開示でも理科は10点台でした。
でも公立高校に合格して高校生になりました。

理科の点数を国語と英語でカバーしました。
これは偶然ではありません。
苦手な教科は失点を最低限に防ぎ、得意な科目で点数を伸ばす。
最初からそういう作戦だったのです。

5教科平均的に出来ないと合格しないと考えている中学生や保護者の方も多いと思いますが実際には苦手があっても得意教科でカバーする事が出来ます。

これは学力考査(入試)だけでなく、調査票(内申書)でも同じです。
主要5教科がオール3で合計15の生徒と4と2が交ざった合計15の生徒の評価は同じです。

大切なのは調査票(内申書)の成績と学力考査(入試)の成績で志望している高校の予想合格ラインを越えられるか、どうか。又はどうすれば越える事が出来るかを考える事です。

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