知らずにあきらめていませんか?公立高校の合否の仕組み

合格通知

あきらめるのはまだ早い!公立高校入試

三者面談で「この成績では公立は厳しい」「公立は通る可能性が低い」と言われてそのままあきらめてしまっている人…..私の周囲にも少なからずいました。

我家も同じような事を言われていましたが、「経済的に私立高校は大変」「中学からの仲良しと一緒に地元の公立高校に進学したい」という希望から「どうにかならないの?」と色々と調べてみました。

実は公立高校に進学するのはそんなに難しい事ではありません。
もちろん、偏差値の高い進学校や人気があり競争率が高い学校を目指すのは厳しい競争に勝たなければなりません。

でもそうでないなら、「成績が悪いから難しい」「勉強出来ないから無理」とあきらめてしまうのはまだ早いです。どうすれば公立高校に入れるか?入試のシステムや合否の仕組みをきちんと理解してからでも遅くはありません。

公立高校入試システムについて

公立高校入試は中学校の成績(調査票)と入試当日のテスト結果(入学考査)の合計点で決まります。

ここでは一般的な例をご紹介しています。
公立高校の入試システムは都道府県ごとに異なります。
詳細は各都道府県の教育委員会のウェブサイトに掲載がありますので確認してください。

調査票について

調査票は内申書とも呼ばれますが、中学校の成績を点数化したものです。
一般的には5段階評価の成績に係数を掛けて点数化します。

評価される期間は中学3年生の1学期、2学期の成績です。
都道府県によっては中学3年分を評価する場合もあります。

例:東京都(新基準)例えばオール3の成績だった場合。

国語 数学 英語 社会 理科 音楽 美術 保体
3 3 3 3 3 3 3 3 3

主要5教科はそのまま計算されます。 3 × 5教科 × 1(係数) ⇒ 15点
副教科は2倍で計算されます。 3 × 4教科 × 2(係数) ⇒ 24点
合計は39点です。

オール5だった場合は65点(満点)ですので39/65が調査票の点数です。

第一次募集では学力検査7:調査票3で評価されます。
調査票は300点が満点ですので39/65点を300点満点で換算すると180点(小数点以下切捨)が入試の合否判定で使われます。

学力検査について

一般的に国語、数学、英語、社会、理科の主要5教科による筆記試験が実施されます。
100点満点で合計500点が満点となりますが、そのまま集計される訳ではありません。

例:東京都(新基準)入試の学力考査の成績がオール50点だった場合。

国語 数学 英語 社会 理科
50 50 50 50 50

合計は250点となりますが、満点が500点ですので250/500点という事になります。
第一次募集では学力検査7:調査票3で評価されますので、満点は700点に換算されます。

350/700点が評価される点数となります。

合否判定

調査票の点数と学力考査の点数の合計点で志願者を並べ替え、定員までが合格者となります。
上の例では、530/1000点が点数となります。

公立高校の入試システム

こうしてみると合格ラインは競争率などの要素で毎年変動することが解ります。
しかしながら、どの程度の点数を取ればその高校の合格ラインに届くかは過去のデータを研究すれば解ります。

その点数を取れるかどうかが、受験をするかしないかの判断基準になります。
そのためには調査票や学力考査の結果がどう扱われるかを知っておく必要があるのです。

その他の要素

公立高校入試は都道府県毎に特徴があります。
調査票や学力考査以外に面接がある都道府県や書面で自己PRが出来る都道府県もあります。

基本は調査票と学力考査

しかしながら基本は調査票と学力考査の点数が基本になります。

  • お住まいの都道府県で調査票の成績はどのように点数化されるのか?
  • 学力考査と調査票の比率はどう違うのか?

などを知っておく事が受験対策で重要になります。

予想合格点-調査票の点数=学力考査で必要な点数

スポンサーリンク
スポンサードリンク336
スポンサードリンク336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク336