学習計画が続かない?それは計画のたて方に無理がありませんか?
学力というのは、コツコツとした日々の努力によって築き上げられるものです。
- 毎日、数学の問題数を4ページ
- 漢字を20個覚える
- 英単語は毎日一章分
など、毎日の学習を計画的に進めるのは大切なことです。
しかし、計画は立てるもののその通りに進まず、遅れていると気ばかり焦ったり、自分はダメなんだと自己嫌悪に陥ったりした経験がある人も多いのではないでしょうか?
学習計画が上手く行かず、挫折してしまう原因は「努力が足りない」だけではないんです。
ちょっとしたコツを知らずに計画を立てて、自ら続かない状況に追い込んでいるケースがよくあります。
とても簡単なことですが、受験生本人も、親も気がついていないポイントがあるのです。
単純な割り算の落とし穴
「200ページの問題集を二ヶ月で勉強したい」
200ページを60日で割って1日3ページって考えていませんか?
この単純な割り算に落とし穴があります。
どんなことでもそうですが、ウォーミングアップは必要です。
最初は毎日1ページでも構いませんから、「問題集を解く」ということに体を慣らす期間を作ってください。
物足りないくらいが適当です。
慣れてくればスピードも上がってくるはずですし、1ページにかかる時間も短くなります。
同じ学習時間でこなせるページ数が増えてきてから、ペースをあげればいいのです。
週に1日くらいおやすみを設定する
受験生に休みなんてと思われるかもしれませんが、学習計画にお休みを設定することはメリットがあります。
- たとえば遅れ気味の学習計画でも調整期間が生まれる
- お休みを維持するために、普段の予定を守るようになる
大人だって週末のお休みがあるから、リセットして仕事を頑張れるのではありませんか?
全てをやろうとしない
そうは言っても毎日の予定を少なめにしたり、勉強しない日を設定するととてもじゃないけど予定が終わりません!
そんな風に感じる方もいると思います。
しかし、問題集を全てやらなければならないのでしょうか?
そもそも計画を挫折して、途中で放り投げるくらいなら、スローペースでも、休み休みでも継続した方が学力が上がります。
学力というのは問題集を全てやりきった瞬間にゼロが100になるわけではありません。
1ページ解くごとに1ページ分力がつくのです。
厳しい計画を立てて、途中で挫折してしまうより、余裕のある計画で全体の60%〜70%勉強が出来れば後者の方が高い学力を有していると言えます。
勉強が苦手な子ほど、スロースタート、余裕のある学習計画を心がけて、やりきるということを重視されることをおすすめます。