普段のテストが悪くても入試で点数が取れる理由

実は普段のテストより点数が取りやすい!入試の学力考査

kakomon

調査票(内申点)が少々悪くても、学力考査(入試)で取り返せる=だからあきらめる事はない!

という点を繰り返しご説明しています。

実際に保護者間でこのお話をした事があるのですが、

普段の定期テストで点数が取れなくて困っているのに出題範囲も解らない入試で点数を取れるわけがない!

と反論を頂く事があります。

そんな事はありません。実は入学考査は普段のテストより点数が取りやすいのです。
今回はその根拠をお話します。

過去問が手に入る

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公立高校の入試問題は「赤本」に代表されるように書籍として売っていますので本屋さんに行けば手に入ります。

過去5年分掲載されていますので、過去にどんな問題が出たのかを実際に解いて、対策を練る事が出来ます。

普段の定期テストは試験範囲こそ公開されているものの、問題を作る先生ごとに個性があったりしますし、バリエーションも豊富です。正攻法で勉強するより対策がありません。

学習塾によっては生徒から試験問題を集め、その先生が以前に作られた問題のデータベースを作って試験前に対策をしている例もあります。

なぜそんな事をするのでしょうか?
その先生が出題しそうな問題を事前に勉強しておけば点数が取れるからです。
傾向と対策はいつの時代も有効という事です。

つまり同じ事が入試に関しては誰でもやれるのです。

過去問を参考にするのは生徒だけではない

過去問を参考にするのは何も生徒だけではありません。
問題を作る先生方も参考にします。

問題を作る先生側の立場になってみれば解りますが、出題傾向を変え過ぎると入試そのものが混乱します。もしかしたら多くの中学生が受験に失敗する可能性もあります。

そのため過去の例を参考に無難にまとめて行くものです。

もちろん、問題の傾向は年々変わって行くものですが、前年と極端に異なる出題は出ないと考えて良いと思います。

基礎力を問う問題が多いという事

公立高校入試の学力考査で高校側が見たいのは、中学生で学ぶべき内容がしっかり身に着いているか?高校に入学してから授業についていけるか?というところです。
そのため基礎力を問う問題が多く出ます。

半分以上は基礎力を問う問題だと思って良いでしょう。
難しい応用問題が解けなくても、基礎的な事さえ解っていれば半分くらいは取れるように出来ています。

難しい問題は解けなくても大丈夫

入試の学力考査では応用問題や難しい問題も出題されます。
もちろん偏差値の高い学校、競争率の高い学校に合格する為にはそういった問題にも取り組む必要がありますが、そうでないなら解けなくても心配は要りません
基礎的な問題で失点しない事の方が重要です。

解らない、解けないと思ったらその問題は後回しにして、基礎的な問題、解ける問題に時間を使って一問でも多く解答することが入試で確実に点数を上げるコツだとも言えます。

公立高校入試は統一問題

公立高校入試の学力考査問題は学校毎に問題が異なるというものではなく、その都道府県全ての公立高校で同じ問題が使われます。つまり、偏差値の高い難関高校も、そうでない高校でも同じ問題が使われるという事です。

中学の定期テストは学校毎にその学校の先生が作ります。
そのため、学校によっては基礎学力だけで解ける問題が少なく点数が取れないという事もあります。

そういった中学に通っている場合は入試の問題の方が解ける問題が多かったという事も珍しいことではないのです。

まとめ

入試の学力考査は過去問でどんな問題が出るのか、どんな問題が解けなくて点数が伸びないのかを事前に対策する事が出来ます。

また入試では基礎問題が多く出題されますので、基本的な内容さえ勉強していれば解ける問題が多くあります。

そのため、入試問題は普段の定期テストより点数が取りやすいと言えるのです。

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