公立高校に入るのはそんなに難しいのだろうか?
- そんなに高望みはしないけど「公立高校」に進学したい
- 中学時代のお友達と地元の公立高校に一緒に進学したい
- 経済的な理由で私立高校進学は難しい
色々な理由で公立高校に進学を希望する中学生や保護者は圧倒的に多いと思います。
しかし、進路指導で「この成績では公立高校は難しい」と言われた事はありませんか?
公立高校に進学するのはそんなに難しい事ではありません。
もちろん、人気の学校や偏差値の高い学校は別ですが、入りやすい学校は沢山あります。
公立高校の競争率は高くない
地域によっても違うでしょうが、高校進学の競争率はそんなに高くありません。
人気の高校でも1.5倍程度、2倍を越えたらそれは超難関校です。
1.1倍とか1.3倍とかそんな物ではないでしょうか。
1.1倍だとしたら200人の定員で220人が受験するという事です。
最下位から20人に入らなければいいのです。
何もトップで合格する必要はないのです。
乱暴な言い方ですが通ってしまえば、トップもビリも同じです。
但し定員割れをしていれば誰でも合格するかといえばそうではありません。
各学校が定めている最低限の成績をクリアしていなければ合格はしませんが、最低限の成績さえあれば合格しますのでハードルは低いと言えます。
中学の実力テストと公立校入試は違う
公立中学には地域から色々な子が通っています。
もの凄く学力が高い子もいれば、勉強が苦手な子もいます。
そういった子供達が同じテストで学力を競うのですから、その差は大きなものになってしまいます。
しかし高校入試は学校のレベルに会わせて概ね同程度の学力を持った子供達が集まって来ます。そのため、中学の実力テストほど上下の差はつかないものです。
同じ中学の成績上位と競って順位を上げる訳ではありません。
相手も自分と同じレベルです。順位を上げるのは途方もなく困難な事ではありません。
ライバルとの差が近いということは頑張った努力が結果に反映されやすいとも言えます。
調査票(内申点)が悪いから合格しないとは言い切れない
公立高校の入試制度は各都道府県で違いますので一概には言えませんが、合否は「調査票(内申点)」と「入学試験」の成績で判定されます。
言い換えれば、「調査票(内申点)」と「入学試験の結果」で合格点が取れれば入学出来るのです。
- 5段階評価で2があるから難しい
- 偏差値が足りないから難しい
というのは確かにあるとは思いますが、合否は調査票だけで決まるものでもありません。
偏差値なんて単なる目安に過ぎません。
多くの都道府県では「調査票(内申点)50%:入試考査の結果50%」で評価されます。
言い換えると内申点は入試要素の半分にしか過ぎないのです。
つまり中学での成績で全てが決まる訳ではありません。
たとえ中学での成績に5段階評価で2があったとしても挽回できるチャンスはあるのです。
進路指導の先生が厳しいと言われても調べてみたら行けそうだったということは少なからずあります。
参考:中学の進路指導は「超安全路線」という事を知ってましたか?
合格点に届くかどうかが判断基準
一般的に公立高校の合否判定は「調査票(内申点)」と「入学試験の結果」を足し算して順位付けをして上から定員までを合格とするいう仕組みです。
つまり、合格点が取れるかどうかが分かれ道です。
中学の進路指導も参考にしつつ、合格点に届くかどうか?を慎重に検討して下さい。
コメント
こんにちは。来月に公立高校の入試を控えた娘を持つ母親です。娘の第一志望校は学校の先生にも塾の先生にも厳しいと言われました。親子で悩みましたが、「自分が行きたい高校にしよう!」と内申点が足りないと言われた高校を第一志望校にしました。そう決めてからの娘の勉強に対する姿勢が180度変わりました。もう少し早ければ?とは思いません。娘の姿に胸が熱くなります。長女ということもあり、親の私も受験に対する未熟さで不安でいっぱいです。
そんな時、このブログを見つけることができ、拝見しました。ものすごく勇気づけられました。ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
私の拙い文章がお役に立てたなら幸いです。
いよいよラストスパートですね。
私も娘の受験を思い出しました。
全力を出し切れるよう支えてあげてください。
応援しています。
ご本名でコメントをいただきましたが、プライバシーを考慮しイニシャルにさせていただきました。
管理人より