学校や塾が奨める高校を受けるべきか、自分の行きたい学校を受けるべきか

志望校

志望校を学校や塾から止められた場合

進路。志望校の選び方は人それぞれです。

学力相応のところを目指す人もいれば、成績はちょっと足りないけどやはりあの学校に入りたいと選ぶ人もいます。

しかし、選んだ進路を学校の進路相談や塾の先生から止められる場合もあります。

止められる理由には大きく二つです。

  • 現在の学力では合格する見込みが少ない
  • 入学出来たとしてもついていくのが大変

先生は過去のデータに基づきアドバイスをくれています。
多いに参考にすべきですが、先生の言う通りにすればそれが正解かという事でもありません。

学校の先生や塾の先生が奨める進路は基本的に「確実に通ると思われる学校」です。

日本の中学生の高校進学率は90%を越えています。
定時制などを含めれば100%に限りなく近づく程です。

高校受験では冒険はさせないのが大前提だとも言えます。

しかし進路を最終的に決めるのはあなたとあなたの家族です。
納得出来ないまま、妥協で進路を決めると「受験勉強の途中で心が折れたり」「合格してからも本当は〇〇高校に行きたかったのに」と後悔する事になります。

現在のが学力で合格する見込みがない場合

受験までの残り期間がどの程度あるかにもよりますが、学力を上げる事が大前提です。

進路指導の先生や塾の先生が見ているのは現在の学力です。
この先にあなたの学力が急激に上昇する可能性は考慮されていません。

このブログをご覧になっている中学生の多くは勉強が苦手なはずです。
もしかしたらあまり勉強してこなくて受験前で焦っている人もいるでしょう。
言い換えると本気で勉強すれば伸びる可能性もあるのです。

調査票の対象になる定期テストや実力テストが残っているなら、今すぐ勉強をスタートして、テストの結果でアピールしましょう。評価を一つでも上げましょう。

高校進学後ついていくのが大変

いくら憧れていても実力以上の環境だと入学後に周囲についていくのが大変。
という事も進路を反対される理由として上げられます。

入試そのものはなんとか突破出来たとしても、入学後に周囲との学力差が大きくついていくだけで精一杯ではせっかくの高校生活が辛いものになります。

「周囲についていけないのでは?」と心配される方もいますが、基本的には入試を突破出来たなら最低限の学力はクリアしているはずです。但し入学後も努力を続けないといけないことは言うまでもありません。

スポーツで考えると解りますが、野球の名門校には野球の得意な子達が集まります。
中学時代は余裕でレギュラーを取れていたとしても、レベルの高い環境になると努力しても3年間補欠という事も充分有り得ます。3年間補欠が必ずしも不幸かどうかは本人の性格にもよります。
強豪校を避けて、試合に出られる学校を選ぶのも悪い事ではありませんし、高校時代3年間補欠でも強豪校、名門校で野球をすることが幸せな場合もあるでしょう。

判断は学校任せ、塾任せにしない

進路

学校の先生や塾の先生は「確実に通る選択肢」を勧めて来ます。

学習塾では難関校の合格率が高い事は宣伝にもなりますが、受験に失敗してしまうと悪い評判が立ちます。

中学校も同じです。チャレンジして競争率の高い高校や偏差値の高い高校に合格する事は素晴らしい事です。しかし、受験に失敗し進学先がない生徒が出来てしまうと先生の指導力が問われる事になります。

中学生の進路指導では「確実に高校生にする」という事が最も重視されるのです。

学校や塾が進路指導で活用するのは過去のデータです。

  • 調査票や実力テストの結果を元に合格点が取れそうかどうかを判断
  • 過去に同じような成績の子が志望校を受けて合格した確率

こういったデータは確かに参考にすべきですが、過去のデータはあくまで過去のデータです。
必ずそうなるとは言えません。

志望校の選択はまず本人が納得する事が大切です。
納得出来ないと努力も出来ません。

背伸びした志望校でもそれが原動力になって努力が出来るなら「第一志望」にしても良いのではないでしょうか?
努力しれば学力は上がりますので、第二志望の合格率も必然的に上がって来ます。

但し、落ちた時の事も考えておきましょう。
第一志望校が公立高校の場合は私立の入試を「単なる滑り止め」と考えずに真剣に選択しましょう。

第一志望校が私立高校の場合は、不合格に備えて公立高校の入試で困らないように調査票の対策と5教科の勉強をしっかりしておきましょう。

本当に行きたい高校があるなら、第一志望は冒険しても良いと思います。
その代わり第二志望は安全を見ることが大切です。

繰り返しますが、日本では中学生は高校生にならなければなりません。
「第一志望も第二志望もダメでした」は許されないのです。

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