副教科とは?
美術、保健体育、技術家庭科、音楽を副教科、又は実技4教科といいます。
副教科は英語、数学、国語、理科、社会の主要5教科と比較して軽視されがちですが、公立高校進学の大きな要因となる調査書(内申点)に大きく関係します。
都道府県により差はありますが、調査書(内申点)における副教科の比重は高く、公立高校に進学したければ決して手抜きは出来ません。
副教科の5段階評価を一つ上げる事は、一般入試の実力考査の3〜5問分に匹敵するくらいの認識でいた方が良いでしょう。
副教科の評価例
東京都 主要5教科は5段階評価をそのまま計算、副教科は2倍にして計算。
兵庫県 主要5教科は5段階評価を×4、副教科は×7.5として計算。
大阪府(平成28年より)、愛知県のように主要5教科と副教科をそのまま加算する都道府県もあります。
どちらにしても、副教科も調査書(内申点)に影響しますので、出来るだけ高い評価を得ておく事が大切です。
副教科の点数を上げるには?
副教科は実技科目です。
得意不得意が如実に出る教科でもあります。
- 音痴は簡単に治りません。
- 運動が苦手な子は体育は不利です。
- 絵心は勉強して身に付くものではありません。
- 器用な子が入れば不器用な子もいます。
しかし、実技だけで成績が決まるわけではありません。
- 提出物を期日通りに提出する。
- 欠席や見学を極力避ける。
- 積極的に参加する。
といった授業態度も大きく採点に関わるのが副教科です。
また期末テストでは筆記テストも行われます。
副教科の筆記テストは知識を問う問題が主です。
基本知っているか知らないかの暗記が勝負です。
試験前に一気に詰め込もうとしても、他の教科の勉強もありますし、充分な時間が取れないはずです。前もって勉強を始めて少しづつ覚えておく事がいい結果につながります。
お住まいの都道府県の計算方式を知る事が大切
調査書(内申点)の計算方法、扱いは都道府県毎に違います。
また定期的に見直しも入りますので、聞きかじった話を鵜呑みにせず、ご自身で入試年の情報をチェックしてください。
入試情報は各都道府県の教育委員会のWebサイトに掲載されています。