テスト勉強とやる気
テスト目前、勉強しなきゃいけない、させなきゃいけない、でもやる気が出ない。
そんな事もありますよね。我家の場合はそんな事ばかりです。
しかし、やる気があろうとなかろうとテスト開始の時間は近づいて来ます。
なんとかしなければいけません!
我家で色々試して効果があったやる気対策をご紹介します。
これだけやったら終わりを設定する
最初にゴールを決めます。これだけやったら終わり。
やる気がおきない一番大きな原因は「延々続く」と思えてしまうから。
大人だってエンドレスの残業はやる気が起きません。
だから最初にゴールを設定します。
ポイントはやりきれる範囲を設定することです。
例えば、明日は社会と英語のテストがある。
社会は教科書で重要キーワードの確認2回(10分×2)
ワークを1回転、又は事前に一度やっていたら間違えたところだけを2回転(30分)
英語は単語の確認を2回(15分×2)
教科書の音読×1回(15分)
ワークを一回転、又は事前に一度やっていたら間違えたところだけを2回転(30分)
これだけやったらお終いとします。詰めて2時間、休憩を挟みながら3時間ってところです。
こんなんじゃあ足りないと思いますよね?
事前の学習量にもよりますが、足りない場合は足りません。
でも「やる気が出ない」とダラダラ机に向かうより2時間スパって勉強してお終いの方が結果的に学習量は多くなります。
本来勉強しなきゃいけない量を100とすると50〜60%といったところでしょう。
しかし100%やらなきゃと途方も無い量をこなそうとして勉強を始めると50%にも達しないものです。
ゴールを決めるこれが効果的です。
勉強する順番を工夫する
作業興奮という言葉を聞いた事がありませんか?
人の脳は物事をする事で、徐々にやる気が出て来て気がついたら夢中になっているという性質があります。
作業興奮の例が掃除です。
掃除って始めるまでがおっくうですが、一度始めてしまうとなぜか徹底的にやってしまいますよね?
これは作業を始めてしまうと作業興奮が始まり、その作業に集中してしまうからなのです。
勉強も仕事も最初に腰を上げるまでが大変です。
一度、腰を上げてしまえば、後はなんとかなるものです。
腰を上げやすくするために、気が重くなる内容は後回しにして、さっと出来る事から始めてみてください。
一番、おススメなのが音読です。
声に出して読むだけ。
計算練習や暗記に比べて負担が少なく、やろうと思えばすぐに出来てしまいます。
重い勉強の腰を上げるのにもってこないなのです。
しかもこの音読というのは簡単ですが、とても効果的な学習です。
目だけで読むより声に出す方が頭に入りやすいのはきっと経験された事があるでしょう。
声を出して読むという行為は分解すると
- 手で本を持ち
- 目で文字を追い
- 脳で理解して
- 音に変換して口から声を発します
勉強へのウォーミングアップとしてはとても効果的です。
なんだかやる気が出ないなと言う時は音読からスタートすると後の内容にもすんなり入れますよ。
あえて中途半端にする
これは他の記事でもご紹介していますが
勉強は時間ではなく内容で管理すべきです。
「勉強を一時間する」ではなく「音読×3回、ワーク×2回」とします。
しかし勉強には休憩も必要です。
人間の集中力なんて続いて10分か15分くらいです。
だから勉強中は15分に一度、5分程度の休憩を挟ませるようにしています。
テスト前である程度まとまった量の勉強が必要な時は、15分単位で強制休憩を入れています。
今丁度いいところでも無理矢理数分休憩させます。
例えば音読×3回、ワーク×2回とします。
子供達的には音読が終ったところで休憩、ワークが終ったところで休憩としたいところでしょうが途中であっても15分で休憩を入れます。
*キッチンタイマーで管理すると便利です。
意図的に中途半端で終る事のメリット。
勉強の再開が容易。
さっきの続きから再スタートなので勉強に戻りやすいのです。
区切りの良いところまでやるとまた腰を上げる作業が必要。
疲れにくい。
区切りの良いところまで頑張って休憩は、小さな消耗を繰り返しています。
まとまった勉強時間が必要な時はその消耗が後半の集中力を奪います。