勉強は一人でするもの?
我家では子供の勉強は父親の私の担当です。
担当といってもずっとつきっきりという訳ではありません。
- 日々の進捗チェック
- 問題集の採点
- 間違った場所を一緒に見直す
この三点だけです。
二番目と三番目はセットのようなものです。
採点して間違えたところは一緒に考える。
これだけの事ですが、主要5教科を全部やると結構な仕事量になります。
出来れば、進捗チェックだけにしたいのですが、
採点と間違えた問題の対策を一緒にしないと答えを書き写して終わりになってしまいます。
それだと勉強にならないのです。
間違えたところから学ぶ事が最も大きいのですから。
始めた当初は大変でしたが、10問中10問間違えてくる日もありました。
そうすると一教科で一時間以上かかりました。
中には二日がかりで一緒に考えた問題もありました。
勉強は本来、一人でやるものです。
- このままだと自分で考える事が出来なくなるのでは?
- 自立出来ない子になったら?
- このやり方でいいのだろうか?
という不安は常に感じています。
しかし、三ヶ月もすると間違える箇所が減って来ました。
最近では半分以上正しい答えが書けるようになっています。
こうなると本人にも余裕が出てくるので、なんで間違えたかがすぐに解るようになってきます。
結果的に一教科に時間があまりかからなくなってきました。
最初からこういう状態を想像していた訳ではありませんが、いい傾向です。
教えない
私自身が徹底している事があります。
教えないという事です。
親が教える側に回るとまず喧嘩になります。
勉強している時以外の親子関係も崩壊します。
何度も痛い目に合いましたよ。
なので「教える」という作業は全くしていません。
勉強方法でアドバイスすることはあっても勉強そのものは教えません。
間違えたら「やりなそうか」と声をかけて一緒にどこで間違えたか考えます。
解説を読んで「あ!そうか」と本人が解るまで解っても言いません。(これが一番大変です)
どうしても解らなかったら「学校行って先生に聞いておいで」で終わりです。
それでも解らなかったらそれはそれで良いとしています。
今解らなくても、勉強をすすめていくうちに解るようになることもあります。
小中通して娘の勉強につきあって導き出した答えは「解らないものは解らない、じゃあ解るところはしっかりと出来るようになろう」という事です。
子供も一人一人違うし、親の性格や環境もバラバラです。
各家庭で出来る事をやる。継続してみないと合っているどうかも解りません。
アレコレ考えず、出来る事からやってみる。
ということが大切なのかもしれない。今はそう考えています。