中学生の勉強は面倒くさい
かつて娘に勉強が面倒くさいと言われた事があります。
- 漢字を覚えるのが面倒くさい。
- 英単語を覚えるのが面倒くさい。
- 地理で各地の特色や関係を覚えるのが面倒くさい。
- 計算するのが面倒くさい。
勉強は面倒くさい…..これは否定しません。
中学生の学習は覚える事が主です。覚えるということは面倒くさいものです。
これは仕方ありません。
その時、中学生の勉強というのは、「全国中学生面倒くさい耐久選手権(仮称)」だと説明した事があります。
それを義務教育って言うんだと乱暴な説明をしました。
そして面倒くさい事に耐えた上位の選手が上から順に希望の未来(進路)を選べると。
進学校に進む、スポーツ強豪校に進む、専門職になる道を進む….等
面倒くさい事を我慢した子から好きなものを取って行く。
面倒くさい事を我慢しなかった子は余ったものからしか選べない。
一種のすり替えですが、勉強が目的で過程が面倒くさいのではなく、面倒くさいに耐える事が目的で勉強はその手段。
そう考える事が出来ると「あきらめがつく」ようです。
勉強だけではありません。スポーツだってそうですよね?
筋トレは辛いし、柔軟は痛いものです。
繰り返しやる基礎練習は退屈ははず。
でもそれを乗り越えたら上手になるはずです。
何事も上達するには面倒くさい事が必要なのです。
面倒くさい事に耐えても決して楽にはなりません。
より面倒くさい事に耐えられる強さが身に付きます。
そしてもっと面倒くさい事が待っています。
どこまで行っても面倒くさい事は無くなりません。
仕事もそうですよね。
楽しい事もあるでしょうが、面倒くさくないかといえばやはり面倒くさいものです。
面倒くさいからと一つ一つの手順を疎かにすると仕事の質は下がってしまいます。
やはりどこまで行っても面倒くさいのです。
面倒くさくない勉強方法を模索するより、そういうものだと割り切ってしまう方が面倒くさくない。
すっきりしない日本語になりましたが、個人的にはそう考えています。