学習量が不足していると成績は上がりません。
勉強しているけど成績が上がらない、我家も長い間これでつまづいていました。
本当に勉強はしているのですが、成績はいつも最下位クラスとその一つ上を行ったり来たりでした。
こういうケースの中学生は、間違った事をやっているか、学習量が不足しています。
間違った事をやっているケース
中学生の試験対策は暗記が中心です。
覚えるという作業を最優先にしないと成績は上がりません。
ワークや問題集をするのは、きちんと覚えられているかどうかを確認するためです。
覚えるべきことを覚えずして問題集をやって答え合わせをして勉強した気分になっていては成績は上がりません。
ワークや問題集をやりながら暗記を鍛える方法もあります。
しかしこれは暗記に問題集を使うという事であって、その意識がないと意味がありません。
学習量が足りないケース
スポーツで考えてみれば解りますが、「毎日1時間練習する子」「今日はこれをやると決めた事が出来るまで練習する子」はどちらが上手くなると思いますか?
週平均の練習時間がどっちも7時間だったとしても、後者が上手になります。
学習量はたんに机に向かっていれば増えるものではありません。
試験に出る範囲が100とします、8割、学習が出来れば80点。半分しか出来なければ50点です。
国語の定期テストで言えば、漢字の配分は20点前後あります。
試験範囲の漢字を全てマスターしておけば20点もらえるのです。
でも半分しか覚えられなかったら10点しかありません。
数学だって、基本的な計算問題は20〜30点は出ます。
計算の仕方さえ身につけておけば確保できる点数ですが、練習が足りないと本番で点数を落とします。
試験勉強の見積が出来ていない
学習量が足りないケースの問題点が試験範囲の見積が出来ていない事にあります。
勉強が苦手な子は試験範囲は把握しても、その試験範囲をカバーするにはどのくらいの学習量が必要かを理解していません。
例えば英語の試験範囲がレッスン5とレッスン6だったとしましょう。
- レッスン5とレッスン6の教科書を各30回音読する。
- 教科書に出て来た単語を全て書けるようにする。
- 試験範囲で出て来た文法を復習する。
- ワークや問題集で暗記出来ているか、理解出来ているかを確認する
これだけが試験範囲の見積です。
見積が出来れば、それをどうこなすかだけです。
試験前に試験勉強に必要な学習を書き出して見ましょう。
それが試験勉強を見積もるという事です。