リスニングテストの落とし穴を避ける方法
高校入試では英語のリスニングテストの出来は大きく結果に影響することがあります。
もちろん、都道府県毎の入試傾向で差がありますが、重視されている場合は10〜20点程度配点がある場合もあります。
しかも、比較的スピードも遅く易しめの難易度である事が多く、リスニングで点数を稼いでいる中学生も少なく無いでしょう。
我家の受験生もリスニングは8割、9割は正解してきます。
長文読解が苦手なのでリスニングは得点源とも言えます。
問題集にもリスニングCDがついている事もあり、テスト前にはiPodに入れてよく聞いていました。本人も得意だったのでしょう。
ここに落とし穴がありました。
ある模試でリスニングを全問落とすという失態をしてしまいます。
模試の会場では席が窓側だったらしく、廊下の外で作業をしている音が邪魔してよく聞き取れなかったそうです。
落とし穴とはヘッドフォンです。
リスニングテストの落とし穴
娘は普段の勉強ではイヤホンやヘッドフォンを使用しています。そのため聞こえない、聞き逃すという事がありません。つまり完全に聞こえる前提で勉強しています。
ところが試験会場では音響設備はバラバラです。
席によっては聞き取りにくい席もあります。
高校入試は花粉症が流行る時期でもあります。
リスニング試験中に咳やくしゃみをする受験生がいないとも限りません。
普段ヘッドフォンで勉強している人は、何があっても聞こえる状態が当たり前です。
スピーカーからの音声になり、少しでも雑音があったり、聞き取りにくい状態になると動揺してしまう事があります。
こういった事は集団で受ける入試では起こりえる事です。
出来れば事前に対策をしておく事をおススメします。
リスニングテストの勉強方法
ヘッドフォンを一切使用してはいけないと言いませんが、試験前などはスピーカーから再生される音声にも慣れておきましょう。
出来れば高音質ではないスピーカーがおススメです。
持っていなければスマートフォンやパソコンなどの内臓スピーカーを少し話した場所に置いて聞き取りにくい状態の練習もしておく事です。
また、雑音や周囲の音が邪魔して聞き取れないという事もあるかもしれません。
そんな場合も慌てたり動揺してはいけません。
リスニングの問題はどちらかといえば簡単です。
前後の単語の意味を考えれば類推することも可能です。
またリスニング問題は二回づつ再生されるのが一般的です。
二回再生されたうちどちらかをしっかり聞ければ大丈夫です。
まとめ
ヘッドフォンやイヤホンから再生される英語は耳元で聞こえますので聞き取りやすいと言えます。試験前には通常のスピーカーから再生される音にも慣れておきましょう。
また試験本番で万が一聞き取りにくい状態になっても焦らず、聞き取れた内容を整理しましょう。二回目の再生がある場合はより集中してフォローしましょう。
リスニングテストでは落ち着いている事が大切です。