日本語にはない関係代名詞
「背の高い男性」を日本人が英語にすると”a tall man”と言いたくなります。
これは日本語が名詞を最後に持って来る言語のためその方が自然に感じますが英語圏の人達は”a man who is tall” と表現するのが自然です。
この英語ならではの表現が関係代名詞です。
関係代名詞は中学三年で習いますが日本語にはない表現なので理解するのが難しい文法と言われています。
関係代名詞のイメージ
学校で教わるのは二つの文章を一つにする表現、言い換えると一つの文章に二つ以上の意味を表す表現として教わりますが、これが理解出来ない子には少々敷居が高い覚え方です。
関係代名詞は名詞の意味を狭めたり限定するイメージで使われます。
I know the girl who is speaking English.
学校では
- I know the girl.(私はその女の子を知っている)
- She is speaking English.(彼女は英語を話している)
を一つにするために関係代名詞を使いますと教わります。
しかし会話や英作文でイチイチ二つの分をくっつける必要性はありません。
「二つの文は二つの文で使えばいいわけで何もくっつけることはない!(娘 談)」
確かにその通りです。
二つの文章をくっつけるのは結果的な事です。
本来、関係代名詞は先行する名詞を説明したり、制限したりするために使うのです。
I know the girl/私はその女子を知っている/
who/ どんな?どの子?/
is speaking English./英語を喋っている
といった感じです。
英語は何より先に「その女の子を知っている」と言いたい言語なのです。
その後で、あそこで英語を話していると限定していきます。
ちょっと違和感があるでしょうが、これが英語の感覚です。
慣れたもの勝ちですので慣れるしかありません。
でも慣れると良い事もありますよ。
関係代名詞が使えるようになると不思議と英語っぽくなります。
関係代名詞を理解する例文
たとえば、異性の好みについて誰かと話しているとしましょう。
「頭が良くて、背が高くて、マッチョで、イケメンがいいな」的な事を言いたい場合
I like a smart,tall,muscular and handsome boy.
なんだか野暮ったいですね。
英語はまず「I lilk a boy」と言いたい言語なのです。
こんな時に関係代名詞が使えると
I like a boy who is smart,tall,muscular and handsome.
「私が好きな男子はねぇ、賢くて、背が高くて、マッチョでね、そしてイケメン!」
といくらでも好みのタイプを足して行く事ができます。
関係代名詞が使えるとコイバナが一段と盛り上がりますよ。