国語の読解を攻略する一日30分の学習方法

一日30分で必ず効果が出る読解問題攻略法

読解

高校入試で大きなポイントになる国語の読解問題。
苦手に感じている子も少なくないでしょう。

我家の受験生も読解問題が苦手です。
しかし入試に出る以上なんとかしなくてはいけませんね。

結論から言いますと、国語の成績、読解問題攻略は実はそんなに難しくはありません。
ただ、短期的にどうこうする事が出来ないのです。

誤解をまねなかいように付け加えますが、受験まで一ヶ月しかないからあきらめろという事でもありません。一ヶ月努力すれば一ヶ月分効果が出るのも国語です。

今日から出来ることを積み重ねれば、必ず本番で解ける問題が一問、二問増えるのです。
また読解の力が上がれば、他の教科にもプラスになることが多いのも事実です。

もしかしたら受験目前でやらなければならないことが一杯かもしれませんが、一日30分でいいので時間を割いてみて下さい。

毎日問題集を解く

国語の力をつけるために大切なことは、「読む」という事です。

ここで言う読むは「本」を読む事ではありません。
問題文を読む事です。

本を読むという行為は良い事ですが、目で字を追っているだけでは読解力はつきません。
読んだ事を理解しているかどうか確認が必要です。

「読む」⇒「設問に答える」がセットになっている問題文を読む方が効果的です。

問題集の読解問題を一日一題でも良いので「読む」⇒「解く」を繰り返す事で少しづつですが必ず読む力は上がって来ます。

最初にお話しましたが、読解力は一気にはつきません。
ただ毎日取り組めば必ず点数は上がって行きます。

参考:なぜ読書をしても成績が上がらないのか?

読める問題と読めない問題があることを理解する

読解問題ならではの特徴を理解しておく事も大切です。

読解問題の題材になる文章は何が出るか解りません。
毎回違う作家ですし、題材もバラバラです。

言い換えると事前に準備が出来ません。
毎回ぶっつけ本番のアドリブなのです。

同じ問題でも人により読みやすい問題文と読みにくい問題文があるという事です。

我家の娘も「読めている」時は読解でもある程度点数を取ります。
逆に読めていない時は点数が伸びません。

つまり読みやすい問題文や自分が知識や興味がある内容なら点数が取りやすく、そうでなければ取りにくいという事です。

沢山の問題集を解くことで自然と色々な作家やテーマの文章に触れる事が出来ます。
要するに数稽古です。

傾向として堅苦しい表現をする問題文だと読解力に乏しい子は苦労します。
しかし事前にそういう文章に慣れておけば対応が出来るようになってきます。

参考:読解が苦手な子に共通する誤った読み方

読解問題を解くのは技術である

英語や国語というのはそもそもが言語です。
「何を表していますか?」という問いの答えは本来一つとは限りません。

答えはいくつか出て来ても不思議はありません。
しかし国語は学問である以上、それは一つでなければなりません。

そのため、国語の読解問題では、「本文中から抜き出せ」「何文字以内で抜き出せ」といった制約をつけて答えが一つになるように設定しているのです。

本来の国語力というのは、文章を読んで、理解して、そこから自分の意見や経験と照らし合わせて知識を豊富にしたり、さらに考えを深めることです。

しかしそういった力をペーパーテストで測る事は現実的ではありません。

つまり国語のテストで問われる力とは「書いてある文章を読み込んで出題者の意図する答えを導き出す力」です。

国語のテストで点数が高い子は、出題者の意図する答えを読み解くのが上手なのです。
早い話が技術です。技術は磨けば必ず伸びます。

まとめ

国語が苦手、読解問題で点数が取れないなら今日から、問題集の読解問題を一日一題でいいから解きましょう。

ただ解くだけでは力はつきません。
間違えたところは解説を読んでどこをどう間違えたかを確認して納得いくまで問題文を読みましょう。なぜその答えになるのかを理解する。それが力になるからです。

解らなければ、解るまで質問しましょう。
解らなくても考える努力が力につながります。

問題集を購入する時は必ず解説がついているものを選んで購入して下さい。
解説がない問題集をいくら解いても、間違えた問題が解けるようにならないのです。

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