数学が苦手な子がまず取り組むべき事

数学計算式

数学苦手な子多いですね。

中学の数学は算数からの積み重ねです。
中一、中二で習った事が理解出来ていないと中三になるとパニックになります。

数学が苦手な子が定期テストや高校受験で効率的に点数を上げるために、まず取り組むべき事を整理します。

数学で点数が取れない子が取り組むべき事

計算問題で20点前後は稼げるって知ってましたか?

数学で点数を上げる最も簡単な方法は計算問題に強くなる事です。

数学のテストでは、大問題の1番目に計算問題が並ぶのが一般的です。
これは定期テストでも高校入試でも同じです。テンプレートなのです。

また、数学は他の教科に比べて一問の配点差が少ないのが特徴です。
計算問題一問も、文章題一問もほぼ同じ配点です。
差があっても1点か2点です。

数学

文章題は読んで理解して式を立てて答えを求めます。
理解出来なかったり、勘違いすると点数になりませんし時間もかかります。

計算問題は用意された式を解くだけです。
つまり解き方さえ知っていれば点数がもらえる問題なのです。

国語での漢字の読み書き、英語での単語、熟語と同様知っているか知らないかだけで点数が稼げるポイントです。

計算問題が解ければ、20点前後は確実に取れるのです。

逆に言えば取り組まなければ絶対に損なのです。
ここで失点して、後半の難しい問題で取り返すなんてまず不可能です。

数学が苦手は仕方ない、でも計算問題が苦手は単なる言い訳

どんな子も得意不得意はあるものです。
数学が苦手であってもそれは悪い事ではありません。

中学になると単に知識だけでは解けない、発想の転換やひらめきが必要な問題も出て来ます。
頑張ってもどうにもならない問題もあります。

図形が苦手、関数が苦手….そういった事もあるでしょう。
解けない物は解けないし、苦手であってもやむを得ない部分でもあります。

しかし計算が苦手というのは単なる言い訳です。
何故なら、計算問題というのは手順の理解と四則演算が出来れば必ず出来るものだからです。

苦手なのではなく「計算が面倒くさいからやりたく無い」というのが本音のはずです。
つまり何も難しい事をする必要はありません。面倒くさいを攻略するだけで良いのです。

やれば必ず出来るのが計算問題です。
数学が苦手な子が唯一安定した点数を稼げるのが計算問題なのです。

計算の苦手を無くすには過程に注目

計算問題が得意か不得意かが別れるポイントがあります。
それは「答えが合わない事へのストレス」です。

計算問題が得意な子は、解いた瞬間「合っている」「いや違うな」と正しく解けた時のイメージを持っています。やればやっただけ達成感があるので計算問題にあまり抵抗感がありません。

一方、苦手な子は「答えが合うイメージ」を持っていません。
解いた答えも自信がなく、「どうせやっても無駄なんだ」と考えがちです。
苦手意識は自信の無さにつながりますので、どんどん悪循環になります。

計算問題はルールに従って解き進めて行けば必ず正解が出ます。
答えが合わないのは「公式を誤って覚えている、使っている」「四則演算を間違えている」のどちらかです。

間違っているポイントを正せば、必ず正しい答えが出ます。

計算問題の答え合わせは答えが合っている間違っているだけでなく、計算の過程も注目しましょう。

過程もしっかり合っているか、どこで間違えたのかを丁寧にチェックしていくと必ず計算で点数が稼げるようになってきます。

中学で覚える計算の公式はそう多くはありません。
間違う度にひとつづつマスターしていけば、いいのです。

問題集等を使う場合は、計算過程やどの公式を使うかなどが書かれているものがおススメです。

数稽古をしてみる

我家では中学3年生の夏休みを使って、数学は計算問題だけを徹底的に勉強しました。
朝1時間、夜1時間、計算問題だけを勉強する。40日間欠かさず続けていました。

上記は3年生用ですが、1年生用、2年生用もまとめ買いして夏休みを使って総復習をしました。それまで、数学は平均点を目標にしていましたが、夏休み以降は「計算問題の全問正解」に変わりました。

努力した甲斐あって定期テストでも実力テストでも計算問題はほぼ全問取れるようになりました。またテストでも取れなかった計算問題を悔しいと感じるようになった事が大きな成長でした。

不思議なものですが、苦手だった数学でも「計算」だけは出来ると自信がつくと取り組み方が変わって来ます。

もちろん、計算力の向上は計算問題以外でも活きてきます。

結果的に数学の成績は上がり、取れなかった平均点にも手が届くようになり、それまで5段階評価の2が定位置だった数学の成績が3に上がりました。

まとめ

数学が苦手なら、まず計算からやり直しましょう。
計算は「解き方の手順」と「四則演算」が理解出来れば絶対に出来る様になります。

関数や図形で点数を取るよりも簡単です。
計算に不安が無くなれば、関数や図形の攻略も楽になります。

計算で点数を落としている状態であれもこれもと手を出すより計算を固める事をおススメします。

スポンサーリンク
スポンサードリンク336
スポンサードリンク336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク336