思考力と作文の関係

暗記力も大切ですが、思考力も重要

作文

我家の中学生も三年生になりました。
これまで親子であーでもない、こーでもないと色々な勉強方法を試してきて、極端な悪い成績を取って来る事は無くなりましたが、好成績かというとそうでもありません。平均点前後をウロウロしています。

基礎的な事は答えられますが、少しひねった問題に弱い。
答えるべき内容を正しく捉えられず落としている問題が減らない。

読解力といってしまうとそれまでなのですが、学習上の読解力というよりは思慮深さとかもう一段深く読むというのが苦手といった感じです。

こういった力は教科を問わずに作用します。

中学生の学習は教科を問わず日本語で書かれたものを学びます。
日本語を理解する力の差は少なからず成績の差につながります。

親から見ていても、読む力、理解する力が上がれば各教科10点づつくらいは充分伸びしろがあります。

作文という学習方法

今は受験の方法も多く、公立高校でも推薦入試がある時代です。
推薦入試や私立の入試で避けて通れないのが作文や小論文です。

我家の中学生は作文が大の苦手です。
あなたのお子さんはどうですか?きっと同じではありませんか?
だって「作文が好き」っていう中学生なんて想像が出来ません。

苦手でも入試に必要なら勉強しようと作文の練習を始めました。
そして気がついた事があります。

基本的に学生の勉強は受身がほとんどです。

  • 先生に教えられたノートに写す。
  • 教科書の内容を覚える。

しかし作文だけは自分から発信する勉強です。

文章を書くということは自分の意見を書くということ

つまり書くということは考えるということです。
自分の考えている事思った事人に伝わるように整理し、組み立て直して、言葉を選び書き留める事です。

『きっとこの勉強が足りなかったんだ』

根拠はないのですが直感的にそう感じたのです。

そこで夏休みになったのを期に、週に2本作文を書くというルールを決めました。

テーマは私が決める事もありますが、本人が決める事もあります。
とにかく書くという事です。

もう一つのルールは書き直す事を前提にしました。
最初に書いた作文にアドバイスを加えてもう一回書き直します。

「楽しかった」⇒「どのように楽しかった?」「その時に何をした?どう思った?」
「良いと思いました」⇒「良くないとどうなる?」「良い事で何かが変わった?」

サラッと流していた内容を掘り下げる….指摘するととにかく苦戦します。
でもやり続けると少しづつ出来るようになってきました。

最初は「絵日記」レベルだった文章も最近では少し読み応えのある物が書けるようになってきました。
同時に考える事が習慣化されてきたので、読む力もついてきたように感じます。

音楽でもスポーツでもそうですが、見るよりやる方が大変です。
やってみて初めて開発される能力もあるのです。

二学期が始まり、定期テストや受験のための勉強もあって忙しいのですが、これが思考力の基礎だと確信しているので週2本の作文は当面続ける予定です。

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